シーリングマジックは、ソーラトン等の岩綿吸音板専用の塗装工法です。
エアレスによる吹き付け塗装を行いますが、ソーラトンの柄は白くなりません。
その理由は次のようなものです。
柄と言っても穴です
ソーラトンの穴が白くならないのは、「そもそも穴だから」、「穴の中は色が乗るような加工がされていない」の2つの理由によります。
ソーラトンの柄とは、下の画像のような黒っぽい穴のような模様の事です。

これは、正式名称は「トラバーチン柄」と言います。大理石のトラバーチン模様をモチーフにした柄なのでそう呼ばれています。
模様と言っていますが、正確には穴です。
シーリングマジックの吹き付け塗装では、穴の中に塗料は入ります。しかし、ソーラトンは天井に張ってあるので、照明が直接当たらないので穴の中は影が出来ます。
穴の中が影になって黒く見えると言う点。
それから、ソーラトンを含めた、岩綿吸音板という材料は、ロックウールと言う人工鉱物繊維を固めて表面を加工した天井の仕上材です。
表面を加工することで、見た目にキレイになり、加工や塗装がしやすくなります。
しかし、あくまで表面だけが加工されているので、穴の部分はそうでは有りません。
穴の部分は、塗料が乗らないようになっていると言う点。
以上の理由から、トラバーチン柄は白くならないのです。
監督さんからご指摘がありました
以前の現場で、担当の監督さんから、「天井の穴も白くして欲しい」と言うご要望がありました。
その現場は、天井が全体的に汚なかったので、トラバーチン柄もキレイにしたいと思ったそうです。
なので、上記のような理由から、穴は見た感じで白くはならない事を説明しました。
EPのローラー塗装を何度か行う事で、穴を白く見せる事は可能ですが、それは穴を塞ぐ事でそうなるのであり、当然吸音効果が損なわれます。
