シーリングマジックは、岩綿吸音板専用の塗装工法です。
しかし、岩綿吸音板にキズやビス穴、水シミが有る場合は、塗装する前に下地処理を行ってから塗装を行います。
塗装屋さんが、壁の塗装で塗装前にボードの境目やキズをパテで埋めるのと、基本的には同じです。その中でも水シミの処理の方法を具体的に紹介します。
シーリングマジック下地処理 水シミにはラッカースプレーを用います。
水シミとは、エアコン周りや、水漏れ部分に出来るこのようなシミの事です。

このような水シミは、何の下地処理をしないでそのまま塗装すると、しばらくすると浮き出て来てしまいます。なので、水シミが浮き出ないような処理が必要です。
水シミを抑えるには、このようなラッカースプレーを使います。ポイントはラッカー系の物を用いる点です。水性だと水シミが出来てきしまうので、水に溶けないラッカー系の方が良いのです。また、色はつや消しのホワイト。つや消しでなければなりません。
つやが有るラッカースプレーだと、塗装後にその部分がテカってしまいますから。
このように水シミの外周部分を中心にラッカースプレーを吹き付けます。あまり濃く吹くと乾燥に時間が掛かるので、そのあたりは注意します。

乾燥した後に塗装開始です。シーリングマジックの塗装はエアレスによる吹付け塗装ですが、水シミ部分は気持ち厚めに吹き付けます。
このように水シミが分からなくなりました。

何故水シミを下地処理する必要があるのか
何故水シミに対して下地処理をする必要が有るのでしょうか。
EPでのローラー塗装の場合は、水シミ程度では下地処理は不要です。しかし、シーリングマジックは塗膜を作らない為、塗装前の下地処理が必要なのです。
塗膜を作らないと言う事は、塗料としての保護効果が弱いと言う事でも有ります。
しかし、これは欠陥と言う訳ではなく、シーリングマジックで使う塗料は、塗料としての保護効果が弱い事で、岩綿吸音板の表面を塗膜で覆わず、吸音効果を落とさない塗料なのです。
なので、保護効果の弱さはシーリングマジックの弱点でもありますが、それは下地処理を行う事でカバー出来ます。
消えない水シミも有ります
下地処理をしても消えない水シミがあります。
それは、水シミの原因が水漏れの場合で、その水漏れが解消されていない場合です。その場合はいくら下地処理をしても、現に水が漏れているので、すぐに水シミが出来てきしまいます。
このような場合は、まず水漏れの原因を解消する必要が有り、それは弊社の対象外です。
